現在 保護犬4頭・保護猫51頭 があなたからのお迎えを待っております
トップ > Kyoto犬(ワン)ちゃんFoster Bridge
四国での犬の年間の殺処分数の多さに、私たち京都市を拠点とする獣医師会は胸を痛めてきました。
四国には野犬が多く、保護センタースタッフが精力的に保護・譲渡活動をするも、
引き取り手の決まらない犬が多く存在しています。
他県からだとしても、この現実に手を差し伸べることはできないだろうか。
四国の保護センタースタッフのやりきれない思いに、力を添えることはできないだろうか。
どこで生まれたワンちゃんも幸せに生きる自由と権利があります。
私たちは、引き取り手のない運命にあるワンちゃんの一生を変える橋を架けたいのです。
四国地方は中部に山地や山脈が多くあり、多くの土地が山岳地帯です。山岳地帯は人の管理の手が届きにくく、また四国地方はとても温暖な地域のために動物が繁殖をしやすい環境です。そこには野犬が多く生息しています。ここから繁殖し、動物愛護管理センターに収容される野犬は後を絶ちません。
センタースタッフは譲渡会を定期的に開催していますが、その頭数の多さ故、すべての犬に里親を見つけることが出来ない現状があります。
いま、里親とワンちゃんをマッチングするための新しいプラットホームが必要なのです。
本プロジェクトは京都市獣医師会が主体となり、徳島県獣医師会と連携、協力のもと、徳島県動物愛護管理センターで保護したワンちゃんの里親探しをお手伝いする試みです。従来では、県内で保護されたワンちゃんは県内で里親を探さなければならなかった点を払拭し、京都在住の方に里親になっていただくことが可能です。ワンちゃんと里親のマッチングのための窓口を増やすことが大切だと、わたしたちは考えています。
院内に貼ったポスターをみて、子犬をお迎えしたい方がいたら、申し込みをしてもらう。
病院から、里親希望の方がいる旨を獣医師会に伝える。後日、獣医師会経由で愛護センターから里親募集中の犬のリストが動物病院へメールで届く。
病院に届いたリストを見せるため、里親希望の方に来院してもらう。そこでリストを見せて、迎えたい子を選んでもらう。
迎える子が決まったら、獣医師会に連絡し、子犬を四国から動物病院へ連れて来てもらう。
※だいたい10〜20kgくらいになる雑種犬が多い。
子犬が病院へ着いたら、里親希望の方に連絡を取り、来院してもらう。
本プロジェクトでは、徳島県動物愛護管理センターの殺処分頭数の軽減に寄与すると共に、「人と動物が共生できる街・京都」の実現を目指して京都市民の皆様に動物とのHappy Lifeの提供、そして、京都市獣医師会の公益事業の活性化を目指すことを目的としております。
里親が無責任に飼育放棄しないために譲渡後は京都市獣医師会の賛同会員病院にて診察や予防が受けられます。
四国で保護されたワンちゃんの里親募集の窓口を、県外にも持つことで、引き取り手が見つかる可能性を最大限に高めるよう広報にも力を入れています。
発足したばかりのプロジェクトであるため、マッチングの利便性など、まだまだ改良の余地があることは否めません。しかし、県外の愛護センターと提携したこの取り組みは、未来へつながる大きな一歩であると確信しています。